ドイツの公共機関の大規模ストライキ 電車、バス、飛行機が機能不全!?
一体全体なぜ起きているの
2月からじわじわ始まっていたストライキ。インフレの影響で価格が上昇しているのに合わせて最低賃金も上がり、清掃業界、介護分野での最低賃金も12-16%上がると決まったそうで、それに便乗して交通機関系の労働組合も交渉している段階です。
10.5%もしくは月500ユーロの賃金上げを交渉していますが、果たしてこのかなり大幅な賃上げ交渉に折り合いがつくのか。。。
(てか、折り合いがついていないからストライキが起きているんですよね)
折り合いがつかなさすぎて、最初は地域規模だったストライキもついに、
「スーパーストライキ」とか言い出して、日本で言うJR的な存在のDeutsche Bahnをはじめ、空港、バスすべて止まるそうです。
ストライキの日はどうなる?
さて、止まるとストライキの日はどうなるのか。
ある日アーヘンで行われた地域規模のストライキでは、
バスの電光掲示板は....
普段はバスの時間が全て書かれているのですが、本日は
「ストライキ中!」の表示。
おいっ
とツっコみたくなりますよね。分かります分かります。
ストライキ中でも何本かに一本はバスが運行していて、公式アプリ(googleはダメです)で表示されているバスのみ運行していました。
これはAachenの公式バスアプリmovaです。
この赤い文字のバスのみ運行中。。。
まあ、いい時で10分に1本、最悪1時間くらいこないことも余裕でありますね。
おかげさまで、アーヘン中央駅から6km離れた家まで普段は20分のバスで済むところ、乗り継ぎなどで40分ほどかけて家に到着しましたとさ。
ドイツの公共交通機関の心構え
待つのが当たり前。こなくて当たり前。
イライラしないで、自分で時間を潰す工夫を最初から準備しておく。
ww
これしか言いようがないですね。
遅延欠便が日常茶飯事なので、ストライキくらいでパニックにならない。のが心の平安を保つために大切です。
この、遅延欠便日常茶飯事。(ドイツで長年暮らしてきたはずの)ドイツ人はいつも文句をいっています。電車のなかで、電車の愚痴が止まらない止まらない。
そんなに長く暮らしているのに慣れないのか。と個人的には思いますけど、いつまで経っても文句ばかりいっているので、その文句を言うエネルギーに尊敬です。
(私は疲れました。)
以上がドイツのストライキ事情でした。明日も噂のスーパーストライキ(2023年3月27日)なので、楽しみです⭐️