ケルン体育大学スポーツ試験 練習編【水泳】
ケルン体育大学の入学試験に一発合格した私が実際にどんなことをしたのか紹介するページになります。
具体的な試験内容はこちらの記事で紹介してあります。
試験内容
種目(試行回数) |
要件 |
飛び込み(2) 1mの高さから助走付き |
最低3歩の助走 両足飛び 頭から水面に対して45-90度の角度で足をまっすぐに伸ばして飛び込む。 股関節や膝関節は曲げてはいけない。 |
潜水(2) 20m |
スターティングブロック または壁からのキックスタート 水面に身体が浮いてきてはいけない。2mほど身体を沈ませる |
技術(2) クロール、平泳ぎ
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息継ぎ、足、手の動きがリズミカルに正しく行われていること |
泳力試験(1) 100m クロールまたは平泳ぎ |
女子 時間制限
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トライアスロンをしているから100mのタイムはどうにかなるものの、もし高校出たばっかりで挑戦をしていたら、かなり難しかったはずです。トライアスロンを始めた頃は100m2分以上かかっていましたから....
飛び込みなんて未知の世界でした。
それでは見ていきましょう!
飛び込み
私は飛び込みなんてやったことなく、そもそも「どこでやるの?」という感じでした。近所のプールを調べて、アーヘンでは市の運営するプールに運良く飛び込み専用プールがあったり、25メートルプールの端に飛び込み台が設置されていたりしたので、そこで練習できました。
頭から逆さに水面に入るにはとても勇気がいります。
最初は怖くて結局身体が水平になり、全身を強打することなんでザラでした。プールから全身に平手打ちを食らう感覚です。その後は全身が青あざになります…
You Tubeを探したりしましたが、あまりYou Tubeには基本的すぎてかあまり解説動画がなく、手順が分かららなくて、始めるのが難しかったです。
その中でも見つけたのはこちらの動画。
私がやった方法は
1.足から飛び込む
2.膝から飛び込む
3.お辞儀をして飛び込む
4.助走なしで飛び込む
で、4の段階からビデオをとりまくって、何が間違っているのか自分で見返して修整。の繰り返し。
空中に浮いている時間が実際にやると短すぎて、自分が何をやっているのか分からないというループに陥りました。
一つ一つ集中して飛び込まないと、踏み切った瞬間にパニックになって、平手打ちを喰らいます。
私は、
逆さまになることが怖くて、腰が曲がってしまう
逆さまになることが怖くて腕が前に出てしまう
ケースがほとんどでした。
心がけたことは、
膝を屈曲状態から勢いよく伸ばすことで、股関節の進展を助長する
肘を耳より後ろにもってくる
です。
結局一週間に1度の練習で、3ヶ月くらいかかり本番の前にぎりぎり仕上がる感じになりました。
潜水
潜水は20メートルです。
潜水は最初はおバカなのでトライアスロンの練習の後にやって、20mも息が続かなくて焦っていましたが、トライアスロンの練習とは別に、息が上がっていない状態でやればできることがわかったので、そこまでの練習はしませんでした。(学習)
参考にしたのはこのYouTubeチャンネルでした。
とにかくリラックスして、目はつぶるか半目で平泳ぎをすること。
ひとかきひとかき大切に、足の裏は最後裏同士合わせて最大限に水を蹴る
ことに集中しました。
クロール、平泳ぎ(技術)
一応小学生の時に水泳は嫌々習っていたので、両方ともできましたが、Übetag(大学主催の公式練習日)で自分の泳ぎを見せると、息継ぎを見せた方がいいと言われたので、けのびは控えめにして、泳ぐ技術を見せることに焦点を起きました。
リズミカルなキック、キックと手のかきのタイミングなどがみられます。
タイムトライアル
私はクロールにしました。時間制限は1分45秒。トライアスロンを始めた大学一年生の頃では到底無理なタイム設定でしたが、今だとなんとか突破できるタイム。あまり心配せずにとにかく飛び込みに時間を使うことにしました。
当日
飛び込みが本当にプレッシャーでした。回りをみていると結構落とされている人もいて、感覚が少しでもずれると姿勢が崩れてまっすぐ落ちないので、かなり緊張していました。まわりには「私はじめてなんだよね」という強者もいて、今まで必死に練習してきた気持ちがちょっと複雑な気持ちになりました
練習は2回許されました。その2回で上級生からアドバイスをもらうことができました。
「私はじめてなんだよね」ちゃんはまさかの完璧な飛び込みを披露。いけそうだわ〜!
そして運命の本番。
試験監督が「うん」とうなずく度に沸き起こる拍手。もう入学試験を受けているチームはみんな同士です。
私もなんとかクリア!緊張が一気にほどけました。ここで不安だった競技が全て終了したので「もういけるかも」と自信がようやくつきました。
「私はじめてなんだよね」ちゃん、、、まさかの本番に弱いタイプ。なかなか身体が直線にならず、垂直に入水もできずにここで失格。。。
訳を聞くと彼女はトルコから体力テストのためにドイツに来ていて、トルコには飛び込み台なんて存在しないとのこと。
環境の違いですよね。アーヘンに飛び込み台があって本当によかったです。たぶん日本で私の住んでいたところで個人で使えるところなんてないと思いますし。。。
100m タイムトライアルはアドレナリン。
フエの合図でgoです。私は飛び込みが本当に苦手だったので、壁から蹴ることに。
アドレナリンで10秒以上速くゴール。ちなみにプールは50mプールなので、25mで計測するよりも若干遅くタイムがでます(壁を蹴り、潜水する回数が減るため)
盛り上がりすぎて、ゴールした後プールサイドに急いで上がり、他の人を応援するキチガイぶりを発揮してました笑
そんなこんなで水泳はクリアしました
ではまた!