ケルン体育大学スポーツ試験 練習編【体操】
ケルン体育大学の入学試験に一発合格した私が実際にどんなことをしたのか紹介するページになります。
具体的な試験内容はこちらの記事で紹介してあります。
試験内容
種目(試行回数) |
内容 |
技術要件 |
跳馬(2) |
馬の高さ |
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ゆか(2) |
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鉄棒(2) |
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吊り輪(女子のみ)(1) |
ボックスの上に立った状態から、吊り輪をつかみ、足を手足を屈曲させてぶら下がり、振り子のように吊り輪ごと前後運動させる。 |
肘、股関節、膝関節の角度が90度維持され、手のみが吊り輪に接触していること 元のボックスに着地できないと失格 |
懸垂(男子のみ)(1) |
5回 |
顎は棒の高さより上に引くこと 鉄棒で行う。 鉄棒の掴み方は問わない。 |
苦手意識が強かった体操。
幼稚園で体操クラブに入っていたな。というレベル。鉄棒は小学校で最低限の逆上がりだけできたな。中学ではそこまでやった記憶がないです笑
それでは紹介していきます。
ゆか
さて。やってみるか。とほぼ10年ぶりくらいに後転チャレンジ。。。
できない(焦)
頭では覚えてるけど、身体がこわばって回ってくれません。怖いですね。人間やらないと身体はどんどん怠けます。
1から勉強し始めました。参考にしたのはこちらのユーチューブチャンネル。体操のお兄さんが丁寧に解説してくれました。
私の難関は後転、逆立ち、側転。。前転意外ほぼ全部です。
恐怖感で脳からの指令が身体に伝わりません。頭をぶつけたらどうしよう。ひねったらどうしよう。首ボキってなったらどうしよう。と考えてしまいます。
体を逆さにすることなんて普段ないので、すこしでも身体がふわっとするとすぐ身体が元の姿勢に戻りたくなってしまうんです。
ゆかの恐怖感を乗り越えるコツ
どうすればこの20半ばの歳の頭に恐怖心を取り除けるのか考えました。
それは転んでも大丈夫と頭が覚えることです。
たとえば逆立ち。逆立ちはまずは逆立ちから前転して「なにかあれば前転すればいい」ことを覚えました。
側転は柔らかいマットの隣でやることで腰をまっすぐにすることを学びながら、最悪マットに寄りかかればいいと覚えました。
あとは安全なマットの上で練習することです。
練習場所
安全なマットはどこにあるんかぃって感じですが、私の事例で紹介します。
私はケルン体育大学の言語学生だったので、大学の学生証を使って施設に出入りできました。そこで体育館を授業のない空き時間に使って練習していました。
あとはボルダリングジムの床です。友達がボルダリングジムの経営者の娘で、床が柔らかいことを教えてもらいました。
こういう柔らかすぎちゃうと難しいですが。。
私が行ったところは地面がある程度しっかりしているタイプの床でした。
あとは公園の芝の上にヨガマットを引いて練習したりもしましたが、床が完全に平ではないので難しかったです。
個人的な課題点
「頭を床から離さないといけない後転」という問題に最後まで悩みましたが、いただいたアドバイスで役に立ったのは、
1. 勢いを後ろ方向に向ける
これは、後転時に立って立ってスタートするとついついお尻から尻餅を着く感じになり、力のベクトルが床下方向に向いてしまい、後ろに回りきれない。というミスを防ぐためです。お尻ではなく、背中を後ろ方向に滑らせる勢いで、ベクトルを後方に向けましょう。
2. 足を真上に振りあげる
手が床についた時に足を真上に振り上げます。そうすることで、重心を一気に上に持ち上げ、体を浮かせます。身体が浮いたと同時に手を伸ばして、いわゆる逆立ちの状態になります。
鉄棒
これもまたまた苦手種目。逆上がりしかできません。というか逆上がりができてよかった。ありがとう私の身体。
これがお手本。
空中逆上がりは案外勢いでYoutube通りにやれば上手くいき、結局最初の成功までに3日ほどかかりました。(毎日1h弱の練習)
この体操のお兄さんを参考にしました。
コツはとにかく勢い。って感じでした。
練習場所
ドイツにも日本みたいに鉄棒がある公園があります。最近できた公園なんかは最新の遊具で、ファンシーすぎて、鉄棒がありません。地味ぃーな公園を探す必要があります。
見つかったら、もう恥ずかしさもなしに1人で地道に公園に通い、練習するのみ!!
よく公園に遊びに来る男の子と絡んだり、サッカーをして遊びました(不審者)
最初からやりまくると、手に豆ができるので、練習はほどほどにしましょう。あと、私は鞭打ちもして、次の日首を動かすのが大変な時もありました笑
準備体操もしっかりしましょう。
今から頑張る人は本当に頑張ってください!心から応援しています。
最後の着地は
腰がしっかり鉄棒の高さまで振り上げられていること
背中が反っていること
が試験では厳しくチェックされました。
コツは上を向くことと、つま先を上に振り上げることです。
頑張ってください!(2回目)
今回は特に苦手意識の強かった分、力を入れた分野の紹介でした。
正しく練習すれば必ずできます。目指される方、頑張ってください。(3回目)