音楽への姿勢をデンマーク人から学ぶ
音楽をしょっちゅう流す人っていますよね。
キッチンでも、ワークショップ中でも、リビングでも。
どこかのコミュニティに1人はそういう人がいることってある。
デンマーク人から理由を聞きました。
「音楽は人に多大なる影響を及ぼす。
それは自分を落ち着いたり、集中したりするために使ったり、自分にとっていいことだらけ。」
ある日曜。その日もそのデンマーク人は音楽を流していました。
曲を聴いて、
「これは日曜日に適した曲だね」
「落ち着かせる曲だよね」
と、その曲の中身がどういいか。というよりも、その曲で何を自分にもたらすのかを言った。
しかもその人は記憶を音楽で繋げることもあると言っていました。
アイデアが生まれたり、(時には感傷的になったりもするけど)人間の潜在的な力を引き出す道具でもあると教えてくれました。
そこで、自分は今まで音楽に対しての姿勢を見直しました。
正直自分は音楽をほとんど聞きません。
その曲の歌詞、どんな人に聞かれているのか。人気なのか。その程度しか考えていませんでした。
音楽なんてカラオケのために存在するものだと思っていました。
カラオケの前に必死に曲を聴き込む人間でした。
少なくとも自分にどういう影響を及ぼすのかなんて考えなかったです。
曲から何かを感じることをしてきませんでした。
人間の五感の一つである聴覚の感性が薄れているのに気づきました。
いつも目から得る情報に捕らえられていました。
テレビもなかった時代、人々は音楽がエンターテイメントだったんですよ。
そこで何を感じるのか、人々の耳の感性は絶対今と違っていたと思います。
「なんでもいいから音楽を適当に流して聞いてごらん」
日曜日の決まった時間にラジオで音楽を聴くデンマーク人に出会ったことで、私の音楽に対する考えが少し変わりました。
試しに今も音楽を流しながら記事を書いていますが(適当な洋楽)
なんだか落ち着くというか。いつも無音で勉強、作業をしているのでたまにはいいなと思います。
今度からは生活の一部に音楽を取り入れることを意識してやってみようかなと思いました。