ドバイへの国際学会-2日目
国際学会1日目
国際学会の会場は世界中の大学があつまるacademic city というエリアの中。
ホテルに滞在している人はビジネスできている人が多いみたいで、シャトルバスもホテルからそのacademic cityに伸びていました。
国際学会のグループは国籍豊かで、日本(私のほかに後もう1組)、イギリス、インド、ブルガリア、ナイジェリア、ポーランド、チェコ、中国、台湾など様々。
国際学会の規模としては小規模な方で、30人くらいがプレゼンターとして参加していました。
semi-formal という服装指定に対して、ナイジェリアの人たちは民族衣装を着ていて、国際色を感じました。
午前中のセッションでは発表者のプレゼンテーションの後に、学会開催場所のビジネススクールの教授陣からプレゼンがありました。
ドバイという国にいかに最先端の技術が集まっているのかという説明があったあと、リモート授業の説明が。
世界各国とつないで、どこにいても授業が受けられるというスタイルをとっていて、その施設がすごいということで案内されました。
正直、リモートで授業を受けるのは確かに効率がよくていいことだけど、それがスタンダードにならないでほしいと思いました。
距離が離れていたり、事情があって授業に参加できないからリモートの授業をするのであって、もちろん面と向かって授業を行う方が、断然学ぶスピードも質も違うと思いました。
その施設はこんな感じ
その施設には
40個のスクリーンで生徒たちを写し、
先生は教室の真ん中で追いかけるカメラに映りながら授業
生徒を指名すればその生徒は他の生徒の邪魔を受けずに回答でき
授業の中でオンラインで投票、クイズのようなものもできる
要は普段の対面の授業でやっていることを集結させた技術をもっていました。
これがあたかも、未来の教室のように言っていたけれども、もう少し既存の教育方法に機械を導入してもいいのかなと思いました。
すこし私にとってはドバイは未来すぎて現実味を感じませんでした。
お昼を挟み、午後のセッション。
経済系の発表を見たのですが、正直数字や公式ばかりで何を言っているのかわかりませんでした。久しぶりに学部一年の感覚。教授陣が学生に常識のように専門用語を使い、背景もまともに説明しないまま、数式だけで説明している感じ。
もちろん、経済系の人にはわかると思いますが、学会は特に色々なバックグラウンドの人がいますから、もうすこし噛み砕いた発表をしてもいいのかなと思いました。
またスライドのサイズに至っては、みなさん文字が小さく、何が書いてあるのかわからなかったです。
As you can see(「見える通り」というおきまりのセリフ)は適切なスライドで使用してほしいと思いました。
学会の発表者の中で1人、ブルガリア人の人ととても話があい、運良く滞在ホテルが一緒だったので、話していましたが、彼女も同じことを言っていました。
タイミングが合わず、彼女のプレゼンテーションを見ることができませんでしたが、研究テーマは離れた空間にいるチームがどれだけチームに貢献しようとするかというもので、彼女の話すテーマは人間行動学に近く、とても興味深い内容でした。
人との物理的な距離が離れているときって、どうしても億劫になったり、めんどくさくなったりすることがあると思いますが、それを解決しようと考えているそうです。
こんどスライドをもらって、話を共有してもらいます。
学会が終わった後はホテルからドバイモールという世界で一番大きいショッピングモールに行きました。そのブルガリア人の彼女と一緒にドバイモールで有名な噴水や、カージマリファ?という世界で一番高いビルをみたりしました。
初めてドバイの中心地に行きましたが、とても派手で、逆に引いてしまいました。
ブルガリア人の彼女とも価値観については意気投合したのですが、別に高いものとか、世界一とかどうでもいいんですよね。
もっと、自然とかスーパーで人々が何を食べているのか観察したり、そっちの方がその国のことを知れるし、面白い。
ってことで、買い物もせず、レストランでアラブ料理を食べてから帰路へつきました。
これまたシャトルバスが出ていて便利でした。
では三日目の国際学会主催のモスクツアーに続きます。